地上100メートル!タムールの滝でロープ下降

地上100メートル!タムールの滝でロープ下降

アキスモン(Aquismón)という小さな街を拠点にしている私たち。

昨晩到着したナツの彼氏も合流し、今日からは5人旅の始まりだ。

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アキスモン周辺地図

今朝は、ヒリトラと反対方向に車を走らせた。

それにしても、、、

久しぶりの再会とはいえ、、、

ナツと彼氏のイチャイチャ度合いは凄まじかった。


おまえらどんなけキスのバリエーション多いねん!?

↑このツッコミを絶対ブログに描こうとメモしたほど、素晴らしくエロいイチャつきを正々堂々と見せられた。

車の中で、街の中、ご飯を食べているとき、所構わず肌を触れ合わせてイチャイチャしている二人に周りなんて何も見えてないだろうね(笑)


おまえらほっといたら絶対セックスし始めるやろ!(゚Д゚)

わたしはそれだけが心配だったよ。
外国人は欲望を制するということをしない。
健全でいいことなんだけど。

まぁそんなイチャイチャ話はさておき。

この日は、みんなが「ロープするよ!」と言っていたので、よくあるターザンみたいやつを想像しながらお供する。

それにしてもこのメキシコという国、、、
(イチャイチャイチャイチャ…)

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(イチャイチャイチャイチャ…)

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(イチャイチャイチャイチャ…)

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一体全体、どこまでこんなに素晴らしい大自然を未だ世間に知らせないでいるんだろう。

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メキシコの大自然の美しさは本当に底知れない!
(イチャイチャイチャイチャ…)

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もうここでも十分すぎるぐらいの絶景。
(イチャイチャイチャイチャ…)

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太陽と地上の間を遮るものがなにもなく、大きな川は眩しいほどキラキラ輝いて新しい色をしていた。

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この場所の近くで、ロープへ案内してくれるガイドさんを手配してくれたようで、車でさらに森の奥へと移動する。

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わたしの英語力はお姉ちゃんたちみたいに流暢じゃないので、英語通訳がわからないこともあるんだけど、やることは皆一緒だし、大体の理解だけで特に質問もせずにロープに挑んだ。

装着する機材を見ても、やっぱりターザンっぽいし!(・∀・)

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装備

だが、ガイド曰く、今から2時間ほど森の中を歩くらしい。

このあたりは、サン・ルイス・ポトシ州という熱帯雨林の大自然で、「森」よりも「ジャングル」という例えのほうが適切かもしれない。

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私たちが出逢った生き物は、蟻とか蝶の昆虫類だけだったけど、きっと動物もたくさん住んでるんだろうなぁ。

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ハキリアリの大群に遭遇

足元が平坦だったのは最初だけで、途中からはバランスを取って慎重に歩かないと危険な場所が多くなってきた。

少しでも負担になる荷物は車の中に置いといた方がいいと言われたので、男2人だけカバンを背負い、そこにみんなの荷物を最低限だけ入れさせてもらった。

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わたしは一眼レフを諦め、GoProだけを死守しながらジャングルの中を進んだ。

三分の一ぐらいまで到着したときだろうか。

ずっとジャングルだった視界が急に拓けて、あの新しい色をした川が姿を表した。

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その川のあまりの美しさに、開いた口が開かない。こんな経験は生まれて初めてだった。

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ポカーン…

三途の川がこの世に存在するなら、きっとこんな場所だと思う。

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穏やかな太陽と空。

豊かな水の麓にはいたるところに蝶々がいて、大きく美しい羽をゆっくり上下させながら憩う姿もまた素晴らしく美しい。

その現実離れした光景は、まるでここは天国だと思えるほどの安らぎを与えてくれた。

さっきまであった息切れも忘れるほどの清澄な空気で、ここは満ち溢れている。

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昨晩、強い満月を見た夜、、、

この三途の川を目前にしたとき、、、

そんな神秘的な瞬間に出逢うたび、お姉ちゃんはただ静かに瞑想にふけた。

せっかくの美しい景色を前に目を閉じることも多かった。

誰かと感動を共有するよりも、自分の内側だけでそれを大切に感じ、何かを想い、何かに繋げようとしているようだった。

遠路はるばる一緒に来たこともあり、そんなお姉ちゃんの行動は、私を少しだけ寂しい気持ちにさせることもあった。

だけど、周りに合わさず自分らしい選択で生きている人を否定したくない。

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それにしても、ターザンはいつするんだろう?まだ先なのかな?

しかも今からこの川を渡って、滝の上流まで行くみたい。

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もしかしてものすごい絶景の中で、わたしたちはターザンするのかな?

裸足になって、気持ちいいほど透明でひんやり冷たい水の中に躊躇なく足を踏み入れ、川を渡る。

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いよいよ滝の上流近くに着いても、わたしはまだターザンの横から横へ繋がったロープだけをイメージしていた。

でも、スペイン語でロープの説明を始めだしたガイドのジャスチャーを見ているうちに、ターザンの気配がどこにもないことをようやく察知した。

ここまでずっと片手に持っていたGoProも、「体に取り付けるマウントがないならバックパックにしまってくれ」と言われて撮影もできなくなった。

そうこう準備していると、ナツと彼氏が崖の上からいなくなった。

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ここまで来ればバカな私にももうわかる。

今からやろうとしているロープとは、、

私がずっとターザンだと勘違いしていたロープは、、、、、

滝を下降するロープのことだったのだ!!!

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崖から初めの一歩を踏み出すのが少し怖くて躊躇していたら、ガイドのおっちゃんに「ブリンコォブリンコォ!」って言われて、すぐに意味を察する。

絶対、ブランコ(宙に浮け)ってことだ。

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そうして最初の一歩を踏み出したあとは、もう全然怖くなかった。ロープと装置の使い方もすぐにわかったから、あとはもう足場を見つけてスルスル降りていくだけだった。

足が崖の側面につくときは余裕で、足が届かないときはバランスが保てずロープごと体が回転して手こずる感じ。

強いて言えば、横の滝から結構な水しぶきが押し寄せてくるから、ロープ下降中はビショ濡れになってちょっと寒かった。

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あと、ロープとの摩擦で金具が熱くなって手を軽く火傷したぐらい。

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こんな感じで、全員無事にロープ体験が終了!予想外の経験ができて超楽しかった!

でも2度目はいらんかな…(苦笑)
けっこう地味なアクティビティだった。

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2時間ジャングルの中を歩いた後からのロープってこともあり、みんなもちょっと疲れた様子。

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ロープの帰りはカヌーで送ってもらえる。

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「泳いでもいいよ♩」と言ってくれるのですが、水中には岩があって危ないし、川の流れも結構速いから女性はやめといたほうがいい。(ナツがちょっと危険な体験をした;)

男は大丈夫だ! いくらでも泳いでこい!(・∀・)

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ばいばーい

↓地味だけどロープしてる動画も貼っとくね!ロープよりも100メートルあるタムール滝の勢いを見て欲しい!

って感じで、この日ここまでは笑えてたんだけどな。

多少気持ちに無理することはあっても、ちゃんと笑えて、ちゃんと楽しいって感じてた。

大丈夫だ、このままみんなの輪にいられるって。

そう思ってたんだ。

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(つづく)

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About Me

地球を気ままに旅しながら出逢った経験と培った想い、雑多な社会の中で見つけた揺るぎなきものを中心に、わりと深く丁寧に描き留めてます。「宇宙人・イルカ・小惑星みたい」と呼ばれる変な人類です(33)。コロナ間もノーワクで渡米し、現在はママになる準備を楽しんでいます。
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